さがみはら発達支援発表会 事業所などの工夫開催しました
2023/11/11(土)に児童発達支援センターいっぽの遊戯室にて今年度最終の第3回目の『さがみはら発達支援発表会』が行われました。
今回は“事業所などの工夫”と題しまして相模原市緑区の児童発達支援センターである『児童発達支援センターいっぽ』さんと相模湖地域でフリースクールの活動をなさっている『NPO法人タネノバ』さんの2団体より発表していただきました。
発表テーマ
- 児童発達支援センターいっぽ「幼児期の発達支援~いっぽの場合~」
- NPO法人タネノバ「学校に行かない子たちが教えてくれたこと」
当日は32名のご参加がありました。
前半の発表は児童発達支援センターいっぽさんで「幼児期の発達支援」について発表していただきました。
いっぽさんで大切にしていることや、取り入れているTEACCHのお話、そして実際のクラスでのお子さんへの関わりの工夫の様子をわかりやすく教えていただきました。
そして後半はNPO法人タネノバさんで「学校に行かない子たちが教えてくれたこと」というタイトルで発表してくださいました。不登校って?から始まり、フリースクールの活動の実際の様子や、活動を通じて見えてきたことなどお話くださいました。
2団体のお話に共通して感じたことは、支援者側にお子さんを合わせるのではなくそのお子さんにとってわかりやすく、安心して取り組めるようにするためにはどうしたらよいかという視点で考えているということでした。
発表後の質疑応答や感想の時間では様々な立場の方から質問、感想等をいただき、その時間もとっても温かな時間となりました🤗
会終了後も、色々な方がお話や交流されていてそれがとても嬉しかったです。
アンケート感想より
・どちらの発表とも日々の教育実践に生かせそうな貴重な話や実践例を聞くことができました(支援者さん)
・不登校になったとしても、受け皿となる場所があると知れて安心しました。子どもの強みをみつけていこうと思います。大人も子どもも頑張りすぎない社会になるといいなと感じました。(ご家族)
・いっぽさんの発表では実際の教室の写真やスケジュールボードなどを見ることができ、子どもへの家庭での関りですごく参考になりました。具体的な取組みは勉強になりました。タネノバさんの発表では、視野が広がりました。不登校の親の声に「子育てのことを話せる人がいなくなった」とありましたが、障害のある子を持つ親も同じように孤独だと感じています。一人にならないようにしていきたいなと思いました。(ご家族)
・様々な立場の方からのお話をきくことにより、子どもたちの育ちが支えられていることを改めて感じました。(支援者さん)
今年度のさがみはら発達支援発表会は終了となります。3回それぞれ違った立場の方に発表をしていただきました。
各回、ご家族、先生や支援者さん、専門職の方、そして地域の方、皆さん一緒に話を聞き時間と想いを共有できたことは、とてもとても有意義な時間でした。
これからも地域で顔がみえる関係を作り、立場や所属を超えたつながりを作っていけたらと思います🌟
そしてぴあっとのテーマである「こどもの発達のみかたをふやす」につながっていくような活動をこれからも進めていきます!
ご協力、ご参加いただきました皆様本当にありがとうございました🥰✨✨
発表団体①:児童発達支援センターいっぽ
社会福祉法人県央福祉会が運営する障害児通所支援の事業所です。相模原市緑区のお子さんを対象としています。福祉型児童発達支援センターとしての児童発達支援事業のほか、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援、障害児相談支援の各事業を行っています。
発表者②:NPO法人タネノバ 首藤幸一郎
公認心理師、特別支援教育士。小学校教員を14年務めたのち、地域ぐるみでの子育て環境を作りたいと独立し、2021年にNPO法人を設立。フリースクールの運営、親子ワークショップなどの活動をしている。
相模湖でカフェ、キッチンカーも営業中。